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架空のレトルトカレーのパッケージデザインを作ってみた

架空のレトルトカレーのパッケージデザインを作ってみた イラストレーター
この記事は約4分で読めます。

日頃はパッケージデザインの仕事をしています。

コンペに参加して不採用になることも多いんですが、せっかくなのでこのブログで不採用のデザインを再編集して紹介してみようと思います。

今回はレトルトカレーのパッケージデザインを紹介します。
架空の商品です。

今回の記事の内容

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作成しました。
作成風景を記事にしています。

gaogao
gaogao

YouTubeの動画でも制作過程を投稿しています。
最後に動画のリンクを貼っておりますので是非ご覧ください。

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パッケージデザイン制作の流れ

商品の設定

パッケージデザインを作成するにあたって、自由に作るのもなかなか難しいので商品の設定をしてみました。

  • 【商品の特徴】脂質ゼロでヘルシーなレトルトカレー。国産素材をたくさん使った安心な商品
  • 【商品のターゲット層】カロリーが気になる20~30代の男女がメイン
  • 【売価格】400円
  • 【販売方法】店頭販売

商品の特徴を踏まえて、どういうデザインにするか決める

商品の特徴を踏まえて、下記のようなデザインを考えました。

美味しそうなカレーの写真を大きく掲載する

食品なので美味しそうに見えることが重要と考え、シズル感のある写真を大きく入れる予定です。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

今回は上記の写真ACの写真を使います。

無料写真素材なら【写真AC】

書体は細い明朝体でまとめてスマートな雰囲気に

ヘルシーで国産素材たっぷりの安心な商品なので、スタイリッシュでシンプルなデザインに。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

上記のような明朝体「リュウミン」を使う想定です。

書体はたくさん使うよりは、少なくまとめた方が高級感のあるデザインに仕上がります。
余程派手で賑やかなデザインでない限りは2〜3書体しか使わないことが多いです。

カロリー表示を大きめに表示

脂質ゼロのカレー商品なので、カロリー表示は重要な情報です。ちょっと大きめに表示しようと思います。

「ZERO」の文字を大きく入れてインパクトを強める

店頭販売なのでパッと見てのインパクトも重要です。遠くから見ても目を引くようなデザインを考えています。

写真などの素材を準備する

食品のパッケージは写真が特に重要です。ほとんどの場合は、デザインがある程度決定すると実際の商品をカメラマンに撮影してもらうことになります。
デザイン案の段階でアングルや背景の雰囲気などカメラマンにも分かりやすい写真をストックフォトから選んで提案します。

カレーの写真は先ほど紹介した写真ACのカレー写真を使います。

また、背景に和紙のテクスチャを使う予定です。国産食材を使ったヘルシーで安心なカレーなので、柔らかく優しい雰囲気を出せればと考えました。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

和紙も写真ACの素材を使います。

イラストレーターで作成していく

ラフを手書きで作成してラフを参考にイラストレーターで文字や写真を入れていきます。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

箱のサイズを設定して、まずは文字情報を入れていきます。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

カレーの写真も入れました。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

和紙のイメージもフォトショップで色を変えたり、グラデーションで透かして入れてみました。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

作り込んだポイントを一つ入れると全体が引き締まることが多いので、今回はリボンを全体の引き締め役として入れてみました。
リボンも手書きラフからトレースして作成しました。素材集でリボンがあればそれを使って全然問題ないです。

イラストレーターでリボンを作る

ちょっと不格好なリボンですが、これもまた味わいがあって良し!とします。

イラストレーターを使ってレトルトカレーのパッケージデザインを作る

これで完成です。

仕上げとして

実際には側面や裏面に原材料や注意事項、調理方法などの情報がたくさん入るのですが、今回はあくまで提案用のデザインということで、正面と側面・天面だけのデザインとさせていただきました。

正面と側面と天面をそれぞれjpgファイルで書き出して、Dimension(ディメンション)で立体イメージとして作成しました。
ディメンションからフォトショップ形式のファイル(PSD)に書き出すこともできます。
もちろんフォトショップで立体イメージを作成することもできますが、ディメンションは短時間でクオリティの高い3Dモデルが作成できるので、個人的には重宝しています。

ディメンションに関しては、過去に記事にしていますので気になった方はご覧ください。↓

Dimension(ディメンション)で箱型のパッケージデザインを作成

これで完成です。

あとがき

以上、ざっくりとですが制作過程を書きました。

これで不採用になったデザイン案も有効利用できたような気がします。

今回紹介したパッケージの制作風景はYouTubeでも動画で投稿しております。
気になった方はご覧いただければ嬉しい限りです。

それと、ディメンションでモックアップ作成方法の記事を書いていますので、こちらもチェックしてみてください↓