mikimiki web スクールさんの「はじめてのCanva マネするだけでプロっぽくなるデザインのルール」を電子書籍で購入して読みました。感想と考察を書いていきます。
2024年3月発刊。
著者のmikimiki web スクールさんはYouTubeでCanvaについてたくさん動画を投稿していますので、YouTubeで知っている方も多いかも知れません。
近年はCanvaを使っている方をよく見かけるようになりました。仕事を依頼してくださる方がCanvaを使っている、ということもよくあります。
ランサーズやクラウドワークス、ココナラなどのクラウドソーシングの仕事の依頼でも「Canvaが使える人」を募集しているのもよく見かけます。
この参考書はタイトルの通り、デザイン初心者の方にわかりやすい内容になっています。
Canvaは使えるフォントが多く、文字詰めもできるので、デザインアプリの中でも高度なことが可能です。
Canvaの参考書「はじめてのCanva マネするだけでプロっぽくなるデザインのルール」の内容について
「はじめてのCanva マネするだけでプロっぽくなるデザインのルール」は、良いデザインと悪いデザインの二つを提示して、読者に考察してもらって、その後にその答えと解説をするという流れがメインになっています。
チラシなどの印刷に関するデザインから、Webデザインなど様々な媒体のデザインが掲載されています。
また
- 文字のメリハリの付け方
- 写真の扱い方
- レイアウトの方法
- 配色について
などのノウハウが書かれています。
デザインを今までしたことがない方にとっては、見ていて面白く、参考になる内容がぎっしり入っています。
Canvaの参考書「はじめてのCanva マネするだけでプロっぽくなるデザインのルール」の感想と考察
Canvaの使い方が書かれている参考書ではない
Canvaの使い方が書かれていると勘違いして購入しましたが(隠れた技などを期待)、タイトルの通り「Canvaを使って効果的なデザインをすること」がメインの内容です。
タイトルをじっくり見ずに購入してしまいました ^^;
調べてみるとmikimiki web スクールさんはCanvaの使い方についての参考書も出版していたようです。
Canvaの使い方に関してはこちらの本↓をチェックしてみてください。
印刷に使用するデザインはご注意を
参考書の中では、チラシなどの印刷に関するデザインについても取り扱っていますが、Canvaは印刷に関するアプリケーションとしては少し不安があります。
色についての不安
Canvaを操作するスマホやタブレット、パソコンの画面はRGBという色構成なのですが、印刷はCMYKという色構成で色を表現します。
難しいことは割愛しますが、簡単に言うとスマホやパソコンの画面で見た色に比べて、印刷される色は発色が悪くなります。蛍光色だったり淡い色などは色の印象が結構変わりますので、品質にこだわる方はCanvaでの印刷ファイルの作成は避けた方が無難です。
写真を使う場合は解像度の不安
また、Canvaに入っている写真やイラストを使う場合も不安があります。
プロのデザイナーが写真やイラストを使う場合は、ファイルの解像度をチェックして充足な解像度を確保して印刷用のファイルを作成します。こういったことがCanvaではできませんので、印刷に関しては行き当たりばったりな感じがあります。
最悪の場合はかなり印刷が粗くなる場合もありえます。
印刷に関するデザインは、Adobeのイラストレーターやフォトショップというアプリケーションで作るのが一般的です。できればプロのデザイナーの方に依頼するのをお勧めします。
以前にCanvaを使って名刺のデザインを制作した記事がありますのでこちらもチェックしてみてください↓
まとめ
Canvaの参考書「はじめてのCanva マネするだけでプロっぽくなるデザインのルール」は、デザイン初心者の方や、デザインがわからない方にはかなり良い参考書です。
見ているだけでも面白いですし、参考になるはずです。ぜひチェックしてみてください。