ココナラでロゴ制作(手書き文字)のご依頼をいただきました。今回はお店のご紹介も兼ねて、ロゴの制作、提案、修正、納品までの制作の流れを書きます。
ひらつか漁業様よりご依頼をいただいてカフェのロゴ制作を致しました。お店はまだオープンが先なので、詳細が決まり次第加筆修正する予定です。
カフェのロゴ(手書き文字、筆文字)の制作について書いた記事です。

手書き文字(筆文字)のお仕事は、個人的には新しい分野の仕事なので、依頼をいただけて嬉しいです。
手書き文字のロゴを制作する
ココナラの販売ページでは僕が制作できる手書き文字(筆文字)のロゴサンプルを複数掲載しています。
サンプルのデザインをご覧いただいて依頼を受けるという流れなので、仕事の内容としては、ご要望に沿ってきちんと形にしていくのがメインになります。
一般的なロゴ制作であればコンセプトやアイデアを考えて提案するという流れになると思いますが、僕が販売しているロゴデザインはできることだけを提示して、その内容にマッチする方から依頼を受けるという流れなので、仕事の取り組み方が少し違うかなと思います。
自分ができることがニッチなものでも、ある程度のクオリティで提供できれば、それは立派な専門分野なので仕事にすることも可能だと思います。
最初の提案
「魚とカフェ」のお店をオープンするということでご依頼をいただきました。
制作する前にロゴのイメージについて打ち合わせをしました。
手書き文字のサンプルの中から、下の2つの雰囲気でというご要望があったので、この2案と力強いタッチの案で合計3パターンを作成することに決めました。

制作する方向性が決まったので、ひたすら半紙に文字を書いていきます。最終的には30枚くらい書きました。



たくさん書いた中から、メインの文字は下の3つを使うことにしました。

打ち合わせの際に手書きのラフ案をいただいていたので、そのラフに沿って社名と魚のシルエットも追加します。
ラフイメージについては細かく質問をしていなかったのですが、まずは提案してみてその後に調整しようと考えました。
最初にガッチリと作り込むよりは、ある程度完成したら一度意見を伺うという方法を取っています。これは人それぞれだと思います。
下の画像が最初に提案したデザイン案です。

看板にも使うということでしたので看板のモックアップも一緒に提案しました。

モックアップに関しては下の記事に書いていますのでよかったらどうぞ↓
最初の提案から修正へ
初回のご提案後に修正依頼をいただきました。
文字については初回案の中から一つを選んでいただけました。よかったー!
- 看板に使うロゴは横長なので魚のモチーフと文字を横に並べる案も欲しい
- 社名は指定のロゴに差し替える
という修正を受けましたので、改めて修正案(下の画像)を提出します。

再チャレンジ
初回の修正案を提出すると「魚の線も文字と同じような質感にしてほしい」というご要望を受けました。この魚の線はイラストレーターの筆のブラシを使って作成していたので、確かにアナログ感が弱いです。
文字と同じように手書きで線を書きます。元々かなり細い線なのでインクの滲みを考慮して書いてみたものの、どうしても太くなります。
最後の手段として「つまようじ」で線を書きました。
せっかくたくさん書いたので、太さの違いで3パターン提案しました。
下の画像が2回目の修正案です。

ほぼOKをいただいて
提案した中から一番細い線が選ばれました。
ほぼOKをいただけましたが、少しだけ線の微調整の依頼がありましたので、改めて調整して再度提案します。

完成、納品
3回目の修正でOKをいただけました。
やったー。
印刷に使用するロゴなので、イラストレーターファイル(aiファイル)を印刷の入稿用ファイルとして納品しました。
また、aiファイルはイラストレーターを持っていないと開けないので、誰でも内容が確認できるようにPDFファイル(aiファイルをそのままPDFに変換)も一緒に納品。それから、webなどでも使えるように画像ファイル(jpgやpng)も納品して完了しました。
お店の情報
今回ご依頼いただいたひらつか漁業様のカフェは2023年6月くらいにオープンするようですので、改めて加筆修正してご紹介します。
ロゴと看板に使ってくださるということで、非常に嬉しいですし楽しみです。
さいごに
このブログは同業のデザイナーの方や、デザインに興味がある方に向けて書いているんですが、デザインを依頼する方も見てくださっているようです。
こちらから手書き文字のご依頼が可能です↓
ただ、なんでも書けるという訳ではなくて、サイト内にあるサンプルのタッチしか書けませんのでご了承ください。