本の感想「就職しない生き方」フリーランスと会社員について考える

本の感想「就職しない生き方」フリーランスと会社員について考えるフリーランス
この記事は約5分で読めます。

少し古い本ですがKindle Unlimitedに新しく登録されていたので気になって読みました。
2010年発刊。
10人の起業家の「就職しない生き方」が書かれています。

登場する10人はサラリーマンを経験している方が多く、フリーランスや起業を強く推奨している感じでもありません。
サラリーマン以外でも働き方は色々あると言うことを教えてくれる感じでした。
冒頭に書かれていますが、一般的な人とは少しズレた感覚を持った方が多いので、ちょっとしたエンターテイメントとして読んでも面白いと思います。

成功していると言っていい10人ですが、運の要素が強かったと言ってる方も多いです。
特に「タイミング」と「スピード」は重要のようです。

本の感想「就職しない生き方」フリーランスと会社員について考える

個人的に良かった部分について書いてみたいと思います。

けんすう

「好きなこと」や「やりたいこと」をやるのではなく、まずは人それぞれの「性質」を知ることが大事。その「性質」を仕事に活かすことができれば活躍できる可能性が高い。
例えば、単純作業を長時間できる人はその「性質」があるので、そう言う仕事をする会社では優秀な人として評価を得られる。みたいな感じでしょうか。
ある人がやると苦痛でしかないことが、自分はそう感じない。そこにヒントがありそうです。
「やりたいこと」や「好きなこと」を仕事にしたいと考える人も多いと思いますが、「性質」と言う視点も重要なポイントですね。

蝉丸P

ニコニコ動画でブレイクした僧侶。
まずは「役割」をこなすこと。そこから「やりがい」が出てくる。
夢や自己実現の前にまずは役割の決定が大事。
今の自分にできることからコツコツと。

堀内 議司男

脱サラ茶人。
損得を考えずに好きなことを徹底的にやる。
僕は何かを始める際にどうしても利益を考えてしまいます。
何かこうバランスを重視する人よりは、1点集中して突き抜ける人の方が、成功している方が多いような気がします。
僕はどれもほどほどにやるのでダメなのかも。

家入 一真

家入さんは想像していたイメージとちょっと違いました。
シャイな方かと思っていましたが、結構パワフルです(体育会系のノリがある感じ)。
ロリポップと言うレンタルサーバー事業を立ち上げていて、その中の話でなるほどなと思った部分があります。
「レンタルサーバーやドメインサービスは一度契約すると、手続きが面倒なので移行することが少ない。ユーザーは増えるばかりなので景気に左右されにくい。」
こう言った事業があると会社運営の安定感も違うんでしょうね。
ロリポップ以外にも飲食店やブクログなど、とにかくいろんな事業を手掛けている方です。
現在はキャンプファイアーというクラウドファウンディング事業に力を入れているようです。

厳しいことも書かれていました。
「仕事を選ぶのは贅沢。現状に不満があるなら、自分で変えればいい。自分で仕事を作ればいい。」
それが嫌なら今の会社で頑張れ!という感じでしょうか。厳しい。

登 大遊

天才プログラマー(の称号を持つ)。
かなり現実的なことが書かれていて、気軽に会社員を辞めるのが無謀だと気付かされます。

普通の会社はつらい時があるけれど、その原因は無計画だから。
会社が嫌だから脱サラしてとりあえず会社を作ってみた。なんていうのはだめ。
売り先が見つかっていて、売るものも作ってあって、あとは会社を立てればいいという段階で会社を作る。
会社より先に製品・サービス、ビジネスモデルを作ること。

優秀じゃない人はどうすれば良いか?
そういう人は、自分に適した分野で最高性能を発揮するにはどうしたらいいか、調べることを怠けているんだと思います。他にもっと得意なことを探すべき。得意分野で力を発揮できれば生産効率が上がり、日本のGDPも上がる。
例えば、1日中ネットゲームくらいしかできなかったとしたら、それを仕事にすればいい。
できるだけ苦労なしでできることで、世の中に役に立てる方法が必ずあるはず。
「好き」と「成果物」と「世の中の役に立つ」が揃っていないと「仕事」にはならない。

なんとなくの無計画な起業は、ギャンブル要素が強すぎて非常に危険ということがわかります。
個人的には、この本の中では登さんの話が一番グッと来ました。

ひろゆき

こういうのがあったらいいなっていう、純粋な感覚でやっている人に、お金のためにやっている人は勝てないだろうなって思いますね。

ひろゆきさんの話はとても面白いですが、やはり変わった方だとは思います。

最後のけんすうさんとひろゆきさんの対談も面白いです。

まとめ

10人の話を読んで感じたことは、みなさん「ストレスがかなり少なそう」ということです。
自分に合った仕事でバリバリ活躍できれば、それは一つの幸せなことだと思います。
自分たちでサービスを運営しているので、僕のようにクラウドソーシングというサービスに乗っかって仕事をしている人間に比べて、収益も大きく違います。
サービスの運営はリスクが伴いますし、事業がうまく行くまでの苦労もあったと思います。
何より覚悟も僕とは全然違うんだろうなと思います。
僕はそこまでの覚悟はないので、自分のやれることをやるしかない。

この本の登場人物は、身の回りにはあまりいないような方達ばかりだと思いますので、読んでいて刺激があると思います。
気になった方は読んでみてください。

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