生成AIについてはAdobeのFirefly(ファイアフライ)を使った記事をいくつか書いてきました。
今回は生成AIについての雑談です。
- Fireflyの著作権について
- 音楽の生成AIについて
- 生成AIは見分けられる?
この3つのことについて書きます。
生成AIについてはFireflyのベータ版から注目していました。このブログでも興奮して書いた記事がいくつかあります。
Adobe Firefly(ファイアフライ)の生成AIは大丈夫なのか?
近年生成AIが普及してきていますが、いちデザイナーとして生成AIの著作権については気になっていました。
僕はAdobe Firefly(ファイアフライ)の生成AIしか使ったことがありませんが、ベータ版(試作段階)を使用していた頃は不安がありました。
「これすごいけど、いける?大丈夫?」みたいな 笑。
改めて現状のFireflyについて書いておきます。
Fireflyは著作権、倫理に配慮され、商用利用できる安全な生成AIとして設計されています。
- Adobe Stockなどの使用許諾を受けたコンテンツ、著作権の切れた一般コンテンツが使用されている
- Adobe Stockの投稿者向けにFireflyのトレーニングに使用された場合の報酬プランが用意されていて、対価が還元される仕組みになっている
- Fireflyは説明責任、社会的責任、透明性というアドビのAI倫理原則に沿って生成AIの開発と導入がなされ、トレーニング・テスト・人による監視を行うことで生成データに倫理的な偏りがないように対策がとられている
上記の内容はAdobeのサイトから個人的に簡単にまとめたものです。
※Adobe Stockは写真やイラストを有料で販売しているサービスです。カメラマンやイラストレーターがAdobe Stockに作品を投稿して購入されれば投稿した人が報酬を得るサービスになっています。
もうすでに仕事でも使っているんですが、上の表記を見る感じだと今のところ大丈夫っぽい感じ。(生成AI機能が凄すぎて疑い深くなっています)
Fireflyの生成AIは日本語に対応しているとは言え、まだ多少の使いづらさがあります。日本人のAIは外国の人が考える日本人という感じだったり、「いやいやそうじゃない」というツッコミどころが多い。
これからの進化に期待しつつ、なんだかんだで不安はやっぱりあります。
楽曲の生成AIもすごいことになってるっぽい
音楽が好きでよく聞いています。
楽曲のAIと言われて思いつくのは2023年に出たビートルズの最後のシングル「Now And Then」です。
「Now And Then」は一部に生成AIを使っています。(ジョンレノンの歌声を分離して生成したとか)AIのおかげで発表できた曲という感じでしょうか。
最近見た「みのミュージック」というYouTubeチャンネルではAIで作られた曲のクオリティーの高さについて動画で語っていました。
AIで作られたシティポップの曲が良くてびっくり!
「AIが作ったものでも内容が良ければ、まあいいよね」となっていくのか、今後の世の中の動きが気になるところ。
みのさんのチャンネルは邦楽・洋楽問わず音楽好きにはたまらない内容になっていますのでぜひ。
AIかどうか見分けられる?
最後にAIで作ったものかどうか見分けられるか?について。
クイズ形式のサイトを見つけました。
画像が2枚あってリアルかAIか選んで回答するというシンプルなサイトです。
僕は正解率30%くらいでした 笑。
人物の画像であればある程度AIっぽさは見抜けますが、風景の画像だとかなり難しいですね。
人物の生成AIも今後見抜けなくなっていくのか?と考えるとなかなかカオスな未来が待っていそうです。
まとめ
FIreflyについてはまだまだAIっぽさがかなりあるので、現実的に問題なく使えるレベルになるには少し時間が必要かも知れません。テクスチャなどの素材系はクオリティーが高く使い勝手がいいですが、向き不向きの差が極端という感じです。
現状の生成AIは画像や動画、音楽にしても「全体的になんとなくの雰囲気は作れる」という印象が強いですね。
細かい部分の整合性は取れていないものの、それでもやはりすごいのは確かです。
スマートフォンが出た時も随分と驚きがありましたが、それに近い革命みたいなものを生成AIには感じます。
今後も生成AIの動向を追っていこうと思っています。
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