【パッケージデザイン】冷凍食品のパッケージは商品名が黒色が多い

パッケージデザイン 冷凍食品の商品名が黒色が多いデザイン
この記事は約3分で読めます。

今回はパッケージデザインのちょっとした雑学を書きます。
会社員の頃に学んだことですが、パッケージのジャンルによってはデザインの傾向性みたいなものがあるようです。ある商品のジャンル限定のルールだったり、箱や袋などパッケージの形態によっても色々と深いエピソードがあったりして、単純に面白かったります。
今回は冷凍食品のパッケージデザインについて書きます。

【パッケージデザイン】冷凍食品のパッケージは商品名が黒色が多い

【パッケージデザイン】冷凍食品のパッケージは商品名が黒色が多い

上の写真は近所のスーパーで売っていた冷凍食品の一部です。スマホで撮影してきました。
全部とまでは言いませんが、ほとんどの商品の商品名は黒色が使われています。
気になった方は近くのスーパーやコンビニで確認してみてください。ほとんどの商品名に黒色が使われています。
念のため、他の商品棚もぐるっと回ってみましたが、ここまで商品名が黒で統一された商品ジャンルはありませんでした。

客層として高齢者の方が多い

冷凍食品を買っている人は、実は高齢の方が割合として多いそうです。
以前勤めていた会社で、長年パッケージデザインのアートディレクターをしている上司の方が教えてくれました。随分昔(10年以上前)の話ですが、今でも客層として高齢者の方が多いようです。やはり手間をかけずに調理できる点が売れている理由なんでしょうね。

色覚異常

高齢の方は白内障や色覚異常など、目の病気を抱える方が傾向として多くなります。
ぼやけて見えたり判別できない色があると、デザインとしてはほとんど意味をなさなくなります。

冷凍食品に黒の商品名が多いのは、なるべく多くの方に表示が見えるようにしていると考えて良さそうです。黒色は他の色よりも強い色で、目の病気を患っている方にも目立つ色ということだと思います。
商品名がよく見えないと記憶にも残らないので、リピートで購入する時にも困ります。

ユニバーサルデザイン

今は割と普通のことですが、昔に比べるとパッケージは開けやすくなっていると思いませんか?
開け口の位置がわかりやすく書かれていたり、開け方をイラストで書いていることもあります。
昔はソーセージの包装が本当に開けにくかったのを覚えています。ハサミ必須です 笑。
パッケージデザインは開けやすいと中身を守れませんので、頑丈に梱包すると言う点を重視して設計していたんだと思います。

ユニバーサルデザイン - Wikipedia

ユニバーサルデザインという言葉があります。最近は普及して当たり前になってきていますが、パッケージデザインでは特に浸透率が高かったように思います。冷凍食品の商品名が黒色の理由も、このユニバーサルデザインに基づいていると思います。

老若男女、誰が使っても使いやすいデザイン。わかりやすくて安心して使えるデザイン。
そう言ったことを根底にデザインに組み込んでいくと、より良い提案ができそうです。
僕自身もパッケージデザインをする際には以下の点に注意して作成しています。

  • なるべく文字は大きく見やすいように入れる。文字が大きいとちょっとオシャレさが無くなりますがそれでもなるべく見やすさを優先しています。
  • 開け口がある場合は、位置がわかりやすいように色などで目立たせる。
  • 食べ方や使い方がある場合はイラストを入れる。

商品のターゲット層にもよりますが、できる限り多くの人がわかりやすいデザインを考えて制作しています。

まとめ

以前は健康食品を製造している会社の中で、パッケージデザイナーとして仕事をしていました。
デザイナーチームで毎週1回、デザインの研究会をしていて、そこでこの冷凍食品のパッケージデザインの話が出ました。10年以上前の話ですが、今でもやはり冷凍食品のパッケージデザインは商品名が黒色が多いようです。

デザインを提案する際に今回のようなエピソードを加えると説得力も違うと思います。
残念ながら冷凍食品のパッケージをデザインする機会は一度もないですが…。

コメント