Adobe Illustrator(イラストレーター)を使った手書き風の線を描く方法をご紹介します。
「ブラシツール」とブラシライブラリ「カリグラフィ」を使って、フリーハンドの自然な線が描けます。
ロゴやタイトル、イラスト作成にも便利な機能です。
昔からある方法なので、イラストレーターのバージョンが古くても使えます。

シンプルで簡単なのが最高!
イラストレーターを使って自然な曲線(文字やイラスト)を描く方法
「ブラシツール」と「ブラシライブラリ」の使い方、最後にサンプルで作ったデザインをご紹介します。
ブラシツールはマウスでもなめらかな曲線が書けて便利!
まずはブラシツールを使って簡単な線を書きます。
ツールウィンドウから「ブラシツール」を選択。

パソコンの画面上をドラッグするとフリーハンドの線が描けます。自動で線がなめらかになるのが素晴らしい。

ブラシツールの細かい設定も可能です。
アイコンの上をダブルクリックして、ブラシツールオプションを表示させます。

精度のバーで「繊細」「滑らか」の調節ができます。

僕は初期設定のまま使用していますが十分使いやすいです。
思うような線が描けない場合はこのオプションで調整してみてください。マウスで描いた線に忠実にする場合は「繊細」を強めます。
ブラシライブラリ「アート_カリグラフィ」設定で、線をより手書きの自然な感じに
先ほど描いた線をさらにフリーハンドの自然な線にしていきます。
画面上部のメニューから「ウィンドウ」→「ブラシライブラリ」→「アート」→「アート_カリグラフィ」を選択。

カリグラフィーのセットがずらっと表示されます。
曲線を選択ツールで選択した状態で、今回はこの中から3ptの「楕円」を選びます。

カーブの部分が細くなって自然な雰囲気の線になりました。

「線」パネルで線幅を太くして調整します。

カリグラフィーの種類は他にも複数あるので、良さそうなものを選んでみてください。
手書き風の自然な文字やイラストを制作
今回ご紹介した方法でロゴデザインを2点作ってみました。
同じカリグラフィーの設定で「W」をモチーフにしたドッグサロンのロゴデザイン(架空)を制作。

もう一つ、こちらも架空のお店ですが「パクパク」という、たこ焼き屋さんのロゴを作りました。後で気づきましたがスーパーのラ・ムーのたこ焼き屋さんと同じ店名だった(笑)。

マウスでもスイスイ描けて便利です。

アウトライン表示するとこんな感じ↓

たこ焼きのイラストもフリーハンドで描いて完成です。青のりはペンツールで四角形を作っています。

まとめ
ブラシツールは描いた線を自動で滑らかにしてくれます。これが本当に便利。
マウスでも簡単な線であれば十分描けます。
ブラシツールだけでもフリーハンドの自然な線が描けますが、さらに「カリグラフィ」設定を加えることでより自然な線になります。
文字を書くのにも使えますし、イラストを描くにも便利な機能です。
ぜひ使ってみてください。
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