まねるだけで伝わるデザイン

まねるだけで伝わるデザインデザイン参考書の感想
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デザインに関する書籍のご紹介です。
ノンデザイナー向けの参考書。

ワード、エクセル、パワーポイントで作ることを前提にしているので、デザイン専門のソフトがなくても効果的なチラシやリーフレットなどが作れます

この記事の内容

「まねるだけで伝わるデザイン」という書籍の感想記事です。
デザイン初心者の方向けの参考書です。

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2020年6月発行。

gaogao
gaogao

ノンデザイナー向けの参考書ですが、現役のデザイナーの方にも原点に帰る意味で非常に為になります。
今更ながら僕自身もデザインするにあたって重要なことを学べました。

「まねるだけで伝わるデザイン」の内容について

デザインのバリエーションが豊富

この参考書はビフォー&アフターでデザインの改善工程を見ることができます
最終的に改善されたデザインの他にも、色々とデザインのバリエーションが紹介してあります。

使用しているフォントの説明が丁寧

使用しているフォントは無料のものが多く作りやすい

また、一つ一つ丁寧にフォント名の表記もあります。無料か有料かの記載もあって助かります。

問題集がある

どちらがデザインとして正解なのか?というクイズが70ページくらいにわたってあります。
正解の理由もきちんと論理的に説明されています。


僕はワードやエクセルなどがほぼ使えないのですが(苦笑)、この参考書で紹介しているデザインがワードやエクセルで割と簡単にできるなら、デザイナーとしてはなかなかピンチです。

ただ、印刷に使用するには写真の解像度の設定やCMYKの設定、トンボや塗りたしの処理などどうやるのか?そのあたりは個人的に気になっています。

個人的に改めて為になったこと、活用したいこと

ターゲットを絞ることの重要性

本の冒頭に「それ、誰のためのデザイン?」という問いかけがあります。

認知科学者のノーマンさんが「全ての人に使いやすいデザインは誰もが使いづらいデザイン」と言っています。

全ての人向けの商品やサービスは幅が広いので売れると考えがちですが、デザインでそれをしてしまうと誰にも伝わらない(=結果の出ない)デザインになってしまう、とのこと。

伝えたいことは一つに絞る

デザインについても「表現」「らしさ」「カラーイメージ」は一つに絞る。

それと、「マジカルナンバー」について説明があったので引用します。

人が我慢できる限界は、たった3秒。モチベーションは一瞬でゼロになる。

アメリカの認知心理学者が「マジカルナンバー7±2」という論文を出していて、私たちはせいぜい5つくらいまでしか瞬時に認識できず、また覚えられない。
例え価値がある内容と分かっていても読むのを諦めてしまう。

ターゲットでも、伝えたいことでも、カラーでも、どうして絞ることが重要なのか?
その答えがこのマジカルナンバーの考え方にあるようです。

脳の仕組みを考えると「一瞬で理解できない、記憶ができない」ので、なるべく伝えたい情報を絞ることが重要

コンセプトを形に

どういうデザインにすればいいのかわからなくなった時は、下記の内容を依頼者に聞いてみるのも良さそうです。

「あなたは、お客様に何を売りますか?」

他の店より安価・早いになると価格競争に向かってしまい、ツライ。

「あなたは、お客様の何を実現できますか?」

数字的な目標も大事だが、自分にしかできないことを。

「お店のキャッチフレーズを決めてください」

存在しない未来を形にするのが、ブランディング。ブレない自分との約束。

それと、下記のようなことも改めて考えてみるとデザインの糸口が見えて来そう。

  • 相手はどんな人?何を期待?
  • どう見える?伝わる?
  • デザインの役割

DMのデザインについて

これは非常に個人的に参考になったので。

DMのデザインはありがちな内容(単なる告知だけ)ではなく、保管したいと思うようなものにする
オリジナルのメッセージを込めたものだったり、新鮮で意外性のあるデザインの切り口も良さげ。

本質をいかに伝えられるか

表面的なビジュアルの美しさではなく、いかに伝えられるかが大事

また、消費者の潜在意識にある願望をいかに満たせるか、デザイナーの腕の見せ所だと思います。

まねるだけで伝わるデザイン

あとがき

まねるだけで制作ができるので、初心者の方やデザイナーではない方にも参考にしやすい本です。

一般的に印刷に使用するデザインファイルはイラストレーター(aiファイル)を使うことが多いです。
ですが、プリントパックなどのweb上で印刷を注文できる印刷会社では、エクセルやワードなどのファイルでも印刷をお願いできるようです。

ただ、僕がエクセルやワードなどがほぼ使えないのでわからないのですが、写真の解像度の設定や、トンボ・塗り足し処理、印刷のカラー設定(CMYK設定)などは大丈夫なのか不安な部分はあります。
個人的にはこの部分の説明も本の中に欲しかったかなと思います。