遠島啓介さんのロゴデザインの参考書「イメージをカタチにするロゴデザイン 65のヒントで見つかる自分だけのアイデア」の感想と解説を書きます。
2023年10月発行。
この参考書はKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)で読みました。
遠島さんのロゴの参考書はもう1冊あってこちらもKindle Unlimitedで読めます↓
ロゴデザインを作る際のヒントや、考え方などが学べる参考書。めちゃ役立つと思います。
デザイン初心者からプロのデザイナーの方までおすすめの一冊。
この本に掲載されているロゴデザインを見ていると、自分もなんだかいいロゴが作れそうな気分になってテンションが上がります。
「イメージをカタチにするロゴデザイン」のコンセプト
ロゴデザインの参考書「イメージをカタチにするロゴデザイン」は
- 自分らしさをロゴに込めるための準備とアイデア
- イメージを表すためのポイント
を読者に分かりやすく解説した内容になっています。
この二つのポイントが本のコンセプトだそうです。
この本のために新たに250点以上のロゴの作例を作っていて見応えあります。
ロゴデザインの参考書で良かったところ
ロゴデザインの参考書「イメージをカタチにするロゴデザイン」を読んで、個人的に良かったところを書きます。
ロゴは言葉とビジュアルの中間に位置するもの
「ロゴは言葉とビジュアルの中間に位置するもの」。
なるほどな〜
パッと見ただけでイメージが湧く、そんなロゴを目指したいなあ。
また、「他との違いを表すツール」とも書かれていました。
言葉だけだとオリジナリティが出せないことも多いと思いますが、ビジュアルが加わった「ロゴ」であれば他との違いを出せそうです。
ロゴは2つの意味合いがある
ロゴには「対外的な意味合いと対内的な意味合いがある」。
対外的には、見てもらった人たちに記憶してもらう顔としての役割。
対内的には、帰属意識を高める旗印としての役割。
どちらかというと、前者の対外的な部分を意識してロゴデザインを作ってしまいがちですが、対内的な部分(会社内)もロゴの意味があるんだなあ。
個人のお店のロゴであれば、対内的な部分はそこまで意味はないと思いますが、大きな組織・会社であれば対内的な部分も重要になりそうです。
3つの要素が組み合わさるといいロゴになる
ロゴを作る際に意識したい3つのこと。
「自分らしさ」+「使いやすさ」+「共感される」 = 魅力的なロゴ
作る際にいろんなことを考えて、難しいロゴになるんですが、原点とも言うべきこの3つの要素を忘れないようにしたい。
ロゴデザインで大事なこと、シンプルにこれ
「見た人の心が動くロゴを作る」
最後に、結局はやっぱこれだよなあという感じはします。
「なんかいいよね」「愛着が湧く」「好き」
ロゴを見た人の心を動かせるようなロゴ、そんなの作りたい。難しいけども。
プロのロゴデザイナーの仕事の流れ
プロのロゴデザイナーの仕事方法はやっぱり気になります。本では図解入りで詳しく説明がありますがここではざっくりとだけ。
ヒアリング
まずはクライアントのヒアリングから。
- ネーミング(由来や込められた想い)
- ビジネスの概要
- 理念(大切にしているもの)
- 与えたいイメージ
この4つをヒアリングするそうです。_φ(・_・ メモメモ
キーワードの選出
ヒアリングした情報を元に、キーワードにして分類。
独自の表現ができるキーワードを選出。
ロゴのイメージマッピング
クライアントの同業社のロゴをマッピングして、イメージの目標となるロゴの確認をする。
ここまで下準備をして、やっとデザインのアイデアを考える、という感じでしょうか。
まとめ
他にも色々と書きたいことはあるんですが、気になった方は本を手に取ってみてください。
基本的にはタイトルにある通り「ロゴデザインの65のヒント」がメインの内容になっています。
ロゴデザインを作る上でのアイデアが満載ですので、かなり参考になると思います。
正直、見ているだけでも楽しい。
最初に紹介した遠島さんのもう1冊のロゴの参考書は過去に記事を書いています↓