イラストレーターの複合パスを使って映画のポスターを作ってみました。
架空の映画のポスターです。
複合パスはイラストレーターの機能としては割と古くからある機能ですが、今でも時々使う場面があって重宝しています。
ポスターのデザインは色々なレイアウトがあって見ているだけで楽しいです。
ポスター制作の工程
レイアウトやデザインを考える
なんとなく映画の内容やデザインのイメージはあるんですが、できるだけいい感じのデザインにしたいので、デザインの参考書からアイデアを頂こうと思います。
「一目で伝わる構図とレイアウト」
amazonのリンクも貼っておきます↓
この参考書はチラシやポスターなどの一枚物のデザインが豊富に紹介されています。
今回は写真を多く使うデザインにしようと考えているので、写真の多い場合のレイアウトを参考にしました。
この段階ではレイアウトのラフのみ手書きで作成しています。
写真を収集する
架空のデザインを作るにしても写真などの素材が必要になります。
現在はフリー写真を提供しているサイトが複数ありますし、有料の写真でも昔に比べて安価で購入できるサイトも増えました。個人の創作などは特に気軽にできるようになったと感じます。
今回は「ぱくたそ」と「写真AC」の素材を使っています。
ぱくたそはフリーで使用できます。(著作権は放棄していません)
写真ACは基本は有料ですが、制限はあるもののフリーで使えたりもします。
基本的には写真自体をそのまま販売したりしなければ商用利用は可能です。
ただ、どちらのサイトも著作権は放棄しておりませんので、利用にあたっては利用規約をご確認いただければと思います。
今回のデザインでは写真が命みたいな部分があるので、写真を選ぶのに一番時間がかかりました。
デザインを作っていきます
手書きのラフを参考に写真の枠を配置したり文字を置いていきます。
用意していた写真を配置していきます。
そして今回のポイントである複合パスを使っていきます。
複合パスの作り方
複数の写真の枠を選択して「オブジェクト」→「複合パス」→「作成」で複合パスが作れます。
一つのオブジェクトになるので、その形でマスクを作成できます。
マスクが完成しました。
右上の写真もマスクしていきます。
これで写真の配置ができました。
複数の写真の中に実は繋がった写真があるという、割と昔からある手法です。
中央にキャッチコピーを入れて
猫やみかんなども入れてみました。
文字の形状でマスクも作れる
複合パスを使って文字の形状でマスクも作れます。
文字をアウトライン→「グループ化の解除」→「文字を複数選択」→「複合パス作成」。
今回は波のような水彩のイメージの写真を文字の形でマスクしました。
文字の表現が豊かになった感じがします。
全体を整えながら完成
文字や写真のレイアウトを調整しながら完成です。
ちなみに、キャストは架空の人物の名前を入れています。
架空の人物の名前を考えるのも案外難しかったので、下記のサイトを活用してみました。
このサイトめちゃ便利でした。
あとがき
今回のポスター作成はYouTubeで動画に投稿していますので、ぜひ見ていただければ嬉しいです。