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筆文字のデザインが学べる参考書「デザイン書道入門」が超おすすめ!

筆文字のデザインが学べる参考書「デザイン書道入門」が超おすすめ! おすすめの参考書
この記事は約5分で読めます。

筆文字のロゴや筆文字のタイトルの書き方を学びたい方におすすめの参考書をご紹介します。

著者は藤田玉蘭さん。プロの書道家の方です。

参考書の中では筆文字がロゴや看板として使われていて、その写真がいくつも掲載されています。

どの筆文字もため息が出るほどかっこいい。

今回は2冊の参考書をKindle Unlimitedで読めたので2冊ご紹介します。

●デザイン書道入門 手本帳 初級ひらがな・アルファベット編: 初級ひらがな・アルファベット編

https://amzn.to/3ZdIFHn

2024年4月発行。

●デザイン書道入門 手本帳 初級漢字編: お家で書道

https://amzn.to/41bPR9I

2023年11月発行。

2冊とも初級者向けの参考書で、ひらがな編と漢字編で分かれています。

参考書を見ながら真似して練習することで、デザインで使える筆文字の技術がかなり学べます。

ページ数が少なめなのでハードルが低く始めやすい参考書になっています。

なお、この参考書で書かれている筆文字は、習字で書く正しい「はらい」や「とめ」を学ぶような文字ではありません。かなり文字を崩していたり、ある時は必要な文字のパーツを省略したり、あるいは部分的に極端に強調したり、ある種、デザインに近い筆文字になっています。

gaogao
gaogao

デザインで使える筆文字の参考書」はかなり希少なので、これからロゴデザインとしての手書き文字や、筆文字を学びたい方は是非チェックしてみてください。

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参考書を見ながら筆文字の技術を学ぶ

2冊の内容を簡単に書くと

  • ひらがなの全ての文字の参考例
  • アルファベットの全ての文字の参考例
  • 挨拶文や定型文の例
  • 著者が仕事として制作した作品

という内容になっています。

実際に筆文字がロゴや看板として使われている写真の掲載もあって、これがまたかっこいい。

全ての文字を参考書を見ながら書いて練習しました。

練習した文字の中で割とマシな文字を掲載してみます。

ひらがなの筆文字。練習。崩し文字。
ひらがなの筆文字。練習。崩し文字。よく使う挨拶。
ひらがなの筆文字。練習。崩し文字。挨拶文、定型文。

こちらはアルファベットの練習です。

アルファベットの筆文字。練習。崩し文字。

漢字の参考書からも少し。

漢字の筆文字の練習。崩し文字。

これは僕が真似て書いたものの、参考書に掲載されている字とは出来が全然違う(圧倒的に参考書の方がすごい)のでその点ご了承ください ^^;

個人的にすごく参考になったところ

筆文字を真似して書いてみて個人的に参考になった点について書きます。

筆のはらい、とめ、強弱の付け方

ひらがなも漢字も筆の動きや「はらい」を表示してくれているので(文字の骨組みのようなもの)、これが非常によかったです。

「え?こんなとこから書き始めるんだ」「この線はほぼ省略している!?」

みたいな驚きがあります。

真似して書くだけで著者の筆遣いの輪郭をなぞって、なんだか自分も多少うまくなったような感覚になりました。まあ、出来上がってみるとひどいんですが(笑)。

でもその筆遣いのエッセンス(技術のかたまり)みたいなものを学べます。

僕は独学で筆文字や手書き文字を書いていますが、癖みたいなものがどうしても出てきます。

文字を見ながら書く(トレースする)と、その癖を無くしてフラットな気持ちで筆を動かせるので、新しい発見の多いこと。

筆は大きくて太い方が強弱がつけやすい

先ほど僕が書いた筆文字を掲載していましたが、これらの文字は全て筆ペンで書いています。

筆ペンはぺんてるのよく見かけるやつです。

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この筆ペンはインクカートリッジを替えるだけで長く使っていけるので、個人的によく使っています。

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これから筆文字をやってみようと思っている方は、硯(すずり)や墨汁を準備しなくても書けるので始めやすさがあります。

ただ、この参考書で勉強する前から気づいてはいたんですが、やはり筆ペンだと表現の幅が狭くなりますね。

ある程度慣れてきたら書道用の筆を一本買うのが良いと思います。

参考書の中では墨も液体の墨汁ではなくて、硯で磨る固形の墨をおすすめしていました。黒の発色が違うようです。

著者が書道用の筆を使っているので、筆遣いにかなりの強弱があります。踊るような躍動感がある文字、勢いがあって力強い文字が素晴らしい。

こういう表現は筆ペンや細い筆・小さい筆だと、どうしても表現できません。

筆が太い方が線を長めに書くときに筆に溜まった墨が切れずに最後まで綺麗に書けるというメリットもあります。筆ペンだと途中でインクがなくなって息切れしちゃうんですよね。

このあたりは実際に自分でやってみると実感できるかと思います。

ということで「良い字を書くには道具も大事」ということのようです。筆ペンで書いている僕が偉そうに書いても説得力ないですが ^^;

まとめ

一応、筆文字を仕事にしているんですが(仕事は少ないです)、非常に参考になる2冊なので時々見返して練習しようと思います。Kindle Unlimitedでダウンロードした2冊ですが当分の間はずっとダウンロードしたままになりそうです。

最後に練習した文字でちょっとだけマシなものを掲載して終わりにします。

これからロゴデザインやタイトル文字としての筆文字を学びたい!と言う方は、ぜひチェックしてみてください。

ロゴデザインとしての筆文字。崩し文字の書き方。
ロゴデザインやタイトル文字。デザインとしての筆文字。崩し文字の書き方。
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