Adobe Firefly(ファイアフライ)の生成AIを使って、ロゴやイラストのモックアップに使用する「Tシャツの画像」を作る方法をご紹介します。
Fireflyはこの記事を書いている現在「Firefly Image 4」というモデルが使用できます。日本人の人物の生成クオリティが以前より高くなっています。
Tシャツを着た人物画像を生成して、そのTシャツにロゴデザインを合成する流れをご紹介します。
ロゴやイラストのモックアップ作成に一役買えます。

生成AIはプロンプトが肝です。あまりうまく使えている気がしませんが、それっぽい感じのクオリティでできたので、よかったら参考にしてみてください。
ロゴのモックアップに使える「Tシャツの画像」をFireflyで生成する方法
Adobe Fireflyでプロンプトを入力して、生成AI画像を作る方法
Fireflyのサイト上で下の設定で生成します。
- モデル「Firefly Image 4」
- 縦横比「4:3」比率はお好みで
- コンテンツの種類「写真」
- プロンプトは「カーキ色のTシャツ 10代の日本人女性 モックアップ」
下の画像の上の1列は「褪せた色のTシャツ 10代の日本人女性 モックアップ」で生成した4枚です。

左側の項目については何も設定していません。

同じようなプロンプトで女性を男性の文字に変換したり、「背景は海辺」などを追加して下のような画像が出来ました。以前は日本人と入力しても中国人っぽい人になっていましたが、「Firefly Image 4」では日本人らしい人物がよりリアルに生成されるようになりました。嬉しいなこれ。

服装や色などを指定することでさらに様々な生成結果が出ますのでぜひ試してみてください。
Adobe Photoshopでロゴを合成する方法
Fireflyで生成した画像の中でモックアップに良さそうな画像を一枚選びました。
この画像を使ってフォトショップでロゴを配置します。

今回のロゴはイラストレーターで作成したものを使っています。イラストレーター上でコピーしてフォトショップ上でペースト。下の画像のような形で配置しました。

ロゴの文字をTシャツに馴染ませるためにロゴのレイヤー部分をダブルクリックします。

レイヤースタイルのパネルが表示されます。
一番下にあるブレンド条件の三角形のつまみを左右に移動させて、Tシャツに馴染ませます。
optionキー(Windowsはaltキー)を押しながら三角のつまみをドラッグすることで、三角形が二つに割れます。片割れだけを移動することで、Tシャツの光と影の影響を文字に反映することができます。

左側の三角形も二つに割ることができます。背景の画像によって右と左のどちらを扱うかは変わってきますので、随時確認しながら調整してみてください。

これで完成です。

まとめ
Fireflyを使えばストックフォトを使わなくても、ある意味でオリジナル度の高いモックアップが作成できます。
ちなみにFireflyで生成された画像は、adobe stockの著作権が切れたもの、もしくは著作者に報酬が分配されたデータを使って生成するので、著作権侵害のトラブルは心配ありません。
Fireflyを含め、イラストレーターやフォトショップ、3DのディメンションなどAdobeのクリエイティブクラウド(Adobe CC)を契約していれば全て使えます。
Firefly面白いので是非使ってみてください。
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