Adobe Firefy(ファイアフライ)の生成AIで、段ボールのモックアップ画像を作る方法をご紹介します。
ダンボールのモックアップを必要とされる方はそう多くないと思いますので、ちょっとマニアックかも知れません。
Fireflyで段ボールの画像を生成→フォトショップで合成という流れをご紹介します。
ダンボールに配置するデザインはあらかじめイラストレーターで用意していて、フォトショップで合成しています。
Fireflyの生成プロンプトも表記していますので、一例として参考になればと思います。

Fireflyのプロンプトはもしかすると英語表記の方が、想像しているイメージに近づけられるかも?
Adobe Firefly(ファイアフライ)で段ボールのモックアップ画像を作る方法
Fireflyで画像を生成します。
- モデルは「Firefly image 4」
- 縦横比はお好みで。今回は4:3の横画像にしています
- コンテンツの種類は「写真」
- プロンプトは「mockup, Cardboard, one box, background none, low height, duct tape」

その他の左側の設定は全て初期設定のままです。

プロンプトの設定は非常に難しく、先ほど表記した内容の一部を削除してもあまり変化がないこともあります。何度も生成して試してみてください。
モックアップとして良さそうなものが生成されたので、画像の右下にある星マークをクリックして「お気に入り登録」をしました。

画像の左上の「編集」から「類似の項目を生成」で、近いイメージで4枚新たに生成することができます。

4枚生成されましたが、うーんいまいち 笑。

再度、何度か同じプロンプトで生成して、下の画像をダウンロードすることにしました。ダウンロードは画像の右上のアイコンをクリックします。

ちなみに、お気に入り設定した画像はFireflyのトップページの「ファイル」から閲覧が可能です。

履歴も見れるので便利。

履歴の上にお気に入りのメニューがあるので、ここでお気に入りにした画像を確認できます。クリックするとプロンプトも確認できますし、ダウンロードもできます。

Photoshop(フォトショップ)で合成
Fireflyで生成した画像をダウンロードして、フォトショップで開きます。

背景が少し気になるので、後ろにあるダンボールは削除しようと思います。
なげなわツールでざっくりと背景を選択します。

コンテキストタスクバーに何も文字を入力せずに生成ボタンをクリックします。

コンテキストタスクバーが見当たらない場合は、上部メニュー「ウィンドウ」から表示ができます。

AIによって自動で背景が削除されます。プロパティウィンドウでは3つの候補画像が表示されるので、良さそうなものを選んでください。すぐ上にある生成ボタンで再度生成することも可能です。
うまくいかない場合は選択範囲を広めに取るといい感じでできます。

これでダンボールのモックアップ画像が完成です。

今回はあらかじめイラストレーターでサンプルのデザインを作っていたので、こちらをコピーしてフォトショップへペーストします。デザインの没案がたくさんあるので、少し編集して再利用しています。

フォトショップにペーストしました。

段ボールの形状に沿う形で変形します。変形方法は本当に様々ありますが、今回は古来からある方法で変形します。
デザインのレイヤーを選択した状態で、上部メニュー「編集」から「自由変形」を選びます。

shiftキーとcommandキー(Windowsはctlキー)を押しながら下へドラッグします。必ずしもshitキーとcommandキーは必要ではないので、随時試してみてください。

デザインのレイヤーの描画モードを「乗算」にして完成です。

短側面用にもう1パーツデザインを作っていたので、こちらも同じように配置していきます。

これで完成です。いい感じでできて満足。(自画自賛)

まとめ
Fireflyでは構図を参照して画像生成することもできます。イラストレーターで簡単な図形を描いて構図の参照もしてみましたが、うまくいかず…。
構図の参照がうまく扱えれば、段ボールの高さをもっと低い物にすることも可能になりそうです。
もうちょっと研究して新しい発見があればまた発信したいと思います。
イラストレーター、フォトショップ、それとFireflyが加わってクリエイティブが楽しくなった気がします。
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