Adobe Firefly(ファイアフライ)を使って、箱型のモックアップ画像を作る方法をご紹介します。
パッケージデザインの縦・横・奥行きの比率を指定して、画像を生成するのが難しかったのですが、新たにパッケージデザインと近い比率で箱のモックアップを作る方法を見つけました。
以前までは、サイズや比率の指定ができなかったこともあって、Adobe Dimensionを使って箱のモックアップを作っていましたが、今後はFireflyで生成して作ることが増えそうです。
同じ内容をYouTubeで動画にして投稿していますので、動画が良い方はチェックしてみてください↓

最近のAIの進化は凄すぎて、ちょっとついていけてない部分もあります。仕事で使えそうな技術はなるべく追えるようにくらいつきたいです。
Adobe Firefly(ファイアフライ)で生成する前に準備
サンプルのパッケージデザインを作っているので、今回はこのデザインを使っていきたいと思います。
お土産屋さんで売っているスナック菓子のパッケージデザインです。(架空のデザイン)
実際の仕事では、箱の展開図は印刷会社にきちんとしたもの(CADで作った展開図)をいただくのですが、今回は架空なので簡易的に正面・天面・側面だけのデザインを作りました。

正面、天面、側面のサイズで長方形の色ベタを作って、直方体を作っていきます。

何かもっと正確に立体図を作れる方法があればいいのですが、現状は選択ツールでなんとなくの形状で作っています。

こんな感じで完成です。色は何色を使っても大丈夫ですが、それぞれの面の色を変えておくと良さそうです。イラストレーターでJPGファイルにして書き出して保存。この画像をFireflyで構成の参照に使用します。

Adobe Firefly(ファイアフライ)で構成を参照して、箱のモックアップを生成する方法
Firefly(ファイアフライ)のトップページから、下の画像中央のGenerate(生成)をクリックして、生成画面に行きます。

パッケージデザインと近い形状のモックアップを生成する方法
画面左側のメニューから「モデル」を選びます。今回は「Firefly Image 4」のモデルを使って生成します。
同じ設定でクレジットを消費して他のモデルも試してみましたが、大きな差はなかったので今回は無制限で使える(Adobe CCプロプランの場合)Image 4モデルを使います。(モックアップという画像の性質もあり、モデルを変えても変化が少なかったのかも知れません)

「コンテンツの種類」は「写真」に、「構成」の項目から「画像を追加」して最初に準備していた色ベタの直方体の画像を設定します。

「構成」「参照」のアイコンに直方体の画像が表示されています。

左側のメニューの設定は他はそのままで、プロンプトを入力します。今回は「モックアップ、白い箱、紙の箱、箱一個、背景は白色」と入れて生成しました。他のプロンプトでも問題ないと思いますので、色々と試してみてください。

4枚ずつ生成されます。なぜか蓋の付いたモックアップばかり生成されますが、何度か生成を繰り返していると、想像していたような紙の箱のモックアップが生成されました。左下の箱がいい感じです。

この画像をダウンロードして、フォトショップでパッケージデザインを貼り付けていきたいと思います。

他の箱の形状でも試してみました
念の為、他の形状・比率の箱も作ってみました。

上の画像を構成に参照することで、近い形状でモックアップが作れました。

Fireflyのモデルは安心
なお、仕事で使う際には全てFireflyのモデルを使うようにしています。商用利用する際に安全、という理由からです。Nano Bananaなどのモデルも非常に優秀ではあるのですが、やはり仕事で使う場合は安全性を重視しています。

上の画像の「商用に安全」というリンクをクリックすると、Adobeの生成AIに対する取り組み方、Fireflyモデルで作った画像は安心して使える素材、ということが説明されています。商用利用ができるのはもちろんですが、著作権侵害の心配がない、というのは大きなメリットです。

フォトショップで合成して箱のモックアップを作る方法
Fireflyでダウンロードした先ほどの画像に、イラストレーターで作ったパッケージデザインを合成していきます。
イラストレーターで作ったパッケージデザインを画像で書き出して、正面・天面・側面の3つの画像ファイルを作成します。
そして、一枚ずつ箱のモックアップへ貼り付けていきます。

フォトショップの「自由変形」を使って、貼り付けていきます。

「自由変形」をクリックした後に、commandキー(Ctrlキー)を押しながら、角あたりにカーソルを近づけると、カーソルのアイコンが変わります。このアイコンになった状態でドラッグすることで、角を自由に変形できます。

4つの角を箱に合わせて変形します。

レイヤーを「乗算」にすることで、箱全体と馴染みます。

3面とも合成して、これで完成です。

リアルな箱のモックアップが作れました。
Adobe Dimensionで作ったモックアップと比較
Adobeのアプリには「Dimension」というアプリがあります。
少しマイナーかも知れませんが、3Dのアプリでモックアップを作る際によく使っていました。

下の画像のような形で箱のモックアップが作成できます。
Dimensionの良いところは、箱のサイズを指定してモックアップを作れる点です。
また、光の当たる位置や箱自体の回転、複製なども簡単にできるので、割と優秀なアプリケーションだったりします。

下の画像のように複製して、ちょっと浮かしたり、色々できます。

ただ、紙の箱の質感という点では、少し足りない感じです。蓋部分の湾曲や、箱の貼り付け部分など、細かい部分でのリアル感があまりありません。
Dimensionを使ってのモックアップ作成については下の記事に書いていますので、気になった方はチェックしてみてください↓

まとめ
生成AI(Firefly)が登場した際に、最初に実用的だろうなと思っていたのがモックアップの作成でした。
いざ使ってみるとなかなか思うように生成できないことが多く、仕事ではそこまで使っておらず…。
今回は「構成の参照」を使うことで、箱のパッケージの比率(縦・横・奥行き)、角度などをある程度、指定して生成できるので、かなり実用的になったと感じています。
ちょっとマイナーな技術かもしれませんが、パッケージデザインをする際に、是非試してみてください。



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