ランサーズ、クラウドワークス、ココナラなど、Webサイト上で仕事を受注できるサービスがあります。
いわゆるクラウドソーシングと呼ばれているサービスです。
このクラウドソーシングですが、グラフィックデザインというジャンルの仕事で言うと、ここ2年くらいで仕事がガクンと減っています。
AIの台頭もありますが、それも含めて、今回は雑談をしたいと思います。

クラウドソーシングは2013年から利用しています。クラウドソーシングをメインに仕事をしているので、ある程度リアルな体感を語れているとは思います。
盤石と思っていたサービスだけど…
最初にランサーズ、クラウドワークス、ココナラの3つの会社を出しましたが、ココナラに関してはサービスを販売して受注するのがメインなので、仕事が減ってきているかどうかちょっと体感しづらい部分があります。
ですので、ランサーズとクラウドワークスをメインに書きたいと思います。
コンペの数がかなり減っている
まず、長く利用している方は、おそらく誰もが感じていると思います。
「コンペ形式の仕事の数が減っている…」と。
ランサーズもクラウドワークスもここ2年くらいで、グラフィックデザインのコンペ形式の仕事依頼がかなり減りました。半分以下、もしかすると1/3くらいに減ってるかも知れません。
グラフィックデザインのジャンルで言えば、ロゴデザインは全てに提案するのが難しいほど依頼が溢れかえっていたんですが、近年は依頼のページが2ページくらいしかありません。毎日応募すれば余裕で全てに応募できるくらいの数です。
当然、競争率も高くなって採用を勝ち取るのが難しくなっています。
僕がランサーズやクラウドワークスを始めた2013年頃は、コンペに応募する方は素人の方が多い印象でした。つまり、プロのデザイナーにとっては採用されやすく、かなり美味しいタイミングだった、と言っても過言ではありません。
その傾向は2018年くらいまではあったように思います。ただ、2020年のコロナ禍で、プロの方がかなり参加して、このタイミングでそれまで活動していた人が複数辞めていったのを目撃しました。いつもコンペに参加していた人が、ログインすらしなくなったのを複数目撃しています。コンペの場合、応募している人たちはだいたい常連の方が多いので名前を覚えてしまうんですよね。
それにしても、このコンペの依頼数の減りは異常です。
プロジェクト形式の依頼は、元々そこまで多いものではなかったので、あまり差は感じませんが、コンペに関してはかなり減った印象があります。おそらくよく利用されている方は、同じように感じているでしょう。
ランサーズの場合はパッケージ販売の影響が大きいかも?
ランサーズには「パッケージ販売」があります。これはココナラでスキルを販売するのと同じです。
自分のできることをスキルとして販売して、依頼者から直接、受注をいただけるサービスです。
もしかすると、コンペ形式の依頼が減ったのは「パッケージ販売」に仕事が流れた、という理由が大きいのかも知れません。
僕自身もパッケージ販売をしていますが、ほとんど売れておらず ^^; これはもう、自分の実力や売り方の問題なので自分が悪いですね。
もしコンペの依頼がパッケージ販売に流れているのであれば、そちらの方が健全なので良いと思います。
コンペでの仕事獲得はかなり修羅の道、という感じなので。
クラウドワークスにはこの機能はないので、やはりシンプルにコンペの依頼が減った、ということになります。昔はクラウドワークスもパッケージ販売のような機能があったんですが、無くなりました。
AIの提案もなかなかに酷い
ランサーズとクラウドワークスのグラフィックデザインのコンペでは、ここ1年くらい、AIで作った応募が目につくようになりました。
本職のデザイナーではない方も応募していたり、なかなかに混沌としたコンペになっています。
依頼側がAIの使用をOKとしている場合のみですが、それにしてもこんなことになるとは…。
グラフィックデザインの場合は、印刷に使用できるデザインファイルの作成が必須なので、AIで画像を作るのはいいものの、印刷に使えるデザインファイルとして納品できるかどうかは、難しい場面も多いと思います。
実際に、ランサーズの相談室で、印刷に使用できるデザインファイルが作成できずに困っている採用者の投稿をいくつか見ました。
AIで生成した提案がコンペで採用されることも、もちろんあるので、昔からデザイナーとして参加している僕としては、なかなか複雑な気持ちです。
ということで、近年はコンペに参加するモチベーションも下がってきている部分もあります。
売上は伸びている
ランサーズに限って言うと、1年前と2年前は売上が下がっていたようですが、今年は売り上げが最高益になっていたりします。Googleで「ランサーズ 売上」で検索するとランサーズが経営指標の推移を掲載しているのでチェックしてみてください。
ということは、あくまでグラフィックデザインのジャンルの依頼が減っているだけで、他の分野は依頼が増えているようです。もしくは、コンペよりもパッケージ販売の需要が増えているだけかもしれません。
AI関連の業績が伸びている可能性も高そうです。
思えばあの頃が自分が頑張るピークだった
今思うと、2013年に始めたあの頃が(2016年くらいまで)クラウドソーシングで仕事を始めるのに、ちょうどいいタイミングだったと思います。
依頼もたくさんあって、受注する側のレベルもそこまで高くなかった(人が少なかった)ので、僕のような人間でも仕事を受注できた、ということでしょう。
いわゆる、先行者優位みたいなやつです。
もっとあの時にたくさん頑張るべきだった 笑。
副業として利用する分には健在
グラフィックデザインの分野で言うと、ランサーズやクラウドワークスで仕事依頼が増えることは、今後おそらく無いように感じます。むしろ、穏やかに縮小していきそうな勢いすらあります。
ただ、副業として利用する分には、全く問題ないと思います。
勝手に盤石と思っていたクラウドソーシングの仕事に、こんな時代が来るとは思っていませんでした。
まとめ
AIを利用してデザインの仕事をする、という方法も無くはないので、その分野で一から頑張ってみるか、それとも見切りをつけて辞めてしまうか。
なかなか難しいところです。
この記事のタイトルがもうネガティブですし、記事も愚痴のようになってしまいましたが、ちょっと仕事のやり方を本当に考えないといけない時期にきたな、と思って今回書いてみました。



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